脅されているなど、今すぐ警察に来てほしいときは110番です。 写真の真偽を調べるより、安全を優先してください。緊急でない安全上の相談は、警察庁が案内する#9110や最寄りの警察署へつながれます。
アプリでは素敵だと思った写真。でも、別の写真を見ると雰囲気が違う。「写真詐欺かも」と気になり始めると、楽しかった会話まで疑わしく思えることがあります。
写真の印象が違うことと、他人の写真を使っていることは、分けて考えます。 撮った時期や写り方が気になるのか、別人の写真だと分かる出来事があったのか。写真の枚数や通話を断られたことだけでは、なりすましかどうかは分かりません。
会うか迷っているなら、詐欺だと証明してから断らなければならないわけでもありません。写真への疑問を尋ねることと、今は会う約束をしないことは、どちらも選べます。
写真詐欺かもと思ったら、印象が違う理由を整理する
たとえば、掲載写真は長い髪なのに、最近の写真は短い髪だった。本人から「前の写真は去年のもの」と聞いたなら、撮影時期について説明を得たことになります。それだけで、ほかのプロフィールまで全部確認できたわけではありません。
一方、本人から「これは自分ではなく、別の人の写真」と聞いた場合は、単に昔の写真だったという話とは異なります。報告する際にも、写真の見た目が好みと違ったことではなく、その説明を受けたことが伝える内容になります。
会ったときに期待していた印象と違い、がっかりすることもあるでしょう。その気持ちまで打ち消す必要はありません。ただ、期待と違ったことだけで、なりすましや犯罪だとは判断できません。
| 気になったこと・聞いたこと | 考えられる対応 |
|---|---|
| 写真ごとに髪型や雰囲気が違う | 聞いてみたいなら、いつ撮った写真か尋ねる |
| 本人から「別の人の写真」と聞いた | その説明を受けたことを、運営に伝える |
| 説明を聞いても、今は会いたくない | 写真の真偽を調べ終える前でも、予定を見送る |
気になるのが写真ではなく、年齢や仕事について前と違う説明があったことなら、プロフィールの表示と会話の食い違いを整理する記事が続きになります。
写真のことを尋ねるなら、知りたい部分をそのまま
まだ尋ねておらず、自分も聞いてみたいなら、写真を褒めたり疑ったりする言葉で包まず、気になった点から聞けます。
「プロフィールの写真は、いつ頃撮ったものですか? 最近の写真とは髪型が違うので、少し気になりました」
返事では、答える速さより、撮影時期など知りたかったことを確認します。
追加の写真を送ることや、ビデオ通話をすることには、相手にも断る選択があります。その希望を変えさせず、自分は今のままでは会いたくないと決めることもできます。
「写真や通話を無理にお願いするつもりはありません。私は今のまま会うのはためらいがあるので、今回は見送ります」
怖さがある相手へ、この文を送って反応を試す必要はありません。すでに同じ確認を続けている場合も、新しい聞き方を探し続けることを自分の役目にしなくて大丈夫です。
もう会っていて、写真と印象が違ったとき
初対面で戸惑っても、その場で加工の有無を問い詰める必要はありません。話してみたい気持ちがあるなら、会話を通して相手を知ることもできます。反対に、もう会いたくないと思ったなら、容姿のどこが違ったかを説明して納得させなくても、次の誘いを断れます。
「今日はありがとうございました。考えてみて、次にお会いするのは見送ろうと思います」
今いる場を離れたいなら「今日はここで失礼します」と切り上げても構いません。引き止められる、怖い要求をされるなど危険を感じる場合は、丁寧な説明を続けるより、その場を離れて周囲に助けを求めてください。
通話できたことを、本人や安全の保証にしない

通話の楽しさと、本人の確認は別
声を聞いて話が合った
楽しかった体験は残してよい
写真の本人か・会うか
通話だけで保証されたとはしない
通話できたから安全、断ったから別人と決めない
声を聞いたり話が合ったりすると、会話を楽しいと感じることはあります。その体験は否定せず、本人確認の証明とは分けます。
警察庁は、公開された写真やAIなどを使ったなりすましに注意を呼びかけています。 電話やビデオ電話で親しくなっていても、写真の本人ではない可能性があるという案内です。
「通話を断ったから別人」「通話できたから大丈夫」のどちらにも決めず、会うことや情報を渡すことは別に考えます。確認のためだけに、会いたくない相手と会う必要もありません。
アプリの本人確認と、相手への身分証の送付は別
使っているアプリに本人確認の表示があれば、何を確認する機能なのかを公式ヘルプで読めます。
たとえばPairsの本人確認は、18歳以上の正規ユーザーであることや、複数アカウントを作成していないことを確認するものと説明されています。写真から得た顔の情報をプロフィール写真等と照合し、なりすましを確認する説明もあります。
この機能の説明を、すべての写真が現在の姿であることや、会っても危険がないことの保証へ広げないでください。他社の確認内容まで同じだとは扱いません。
運営会社の正式な本人確認と、マッチした相手への身分証の送付は別です。 「こちらの免許証を見せたから、あなたも」と言われても、交換して確かめる方法は取らないでください。Pairsの注意喚起では、送られた身分証の画像が盗用・偽造される場合や、自分の画像・個人情報が悪用される危険を説明しています。
相手を信用していると示すために、自分の情報まで差し出す必要はありません。
なりすましと思われる出来事は、運営へ具体的に伝える
Pairsは、虚偽のプロフィールや他人へのなりすましを違反報告の対象に挙げています。 Pairsアプリでは、次の順で報告できます。
- 相手のプロフィールかメッセージ画面を開き、右上の「…」を押す。
- 「違反報告する」を選ぶ。
- 報告の種類と内容を入力し、「内容を報告」を押す。
内容は「写真がきれいすぎるから怪しい」と推測を重ねるより、何を見て、何と言われたかに絞ります。たとえば本人から他人の写真だと説明された場合は、そのやり取りを伝えられます。自分が確認できていない点は、未確認のまま記載します。
これはPairsの手順です。別のアプリでは、そのサービスの公式ヘルプから報告方法を確認してください。報告のために相手からさらに写真を集めたり、本人の居場所を探したりすることまで引き受けなくてよいのです。
お金を求められているなら、写真の確認で待たない
まだ会ったことのない相手から、投資や会うための旅費などの送金を求められた。その場合は、写真が本物かを納得するまで調べるより、送金を止めて相談する段階です。上で紹介した警察庁の案内も、こうした要求には振り込む前の相談を勧めています。
すでに送ったお金や脅しのことで困っている場合も、追加の情報を渡して自分だけで解決しようとせず、冒頭の警察相談先へ状況を伝えてください。送金前・追加送金・脅しなどの違いは、アプリで受けた要求から対応を選ぶ記事でも整理しています。
「写真を見て好きになった自分が悪い」と結論を出すことを、相談の前提にしなくてよいのです。
相手のアカウントが見えなくなったとき
Pairsで相手が退会していても報告できますか?
Pairsの公式ヘルプでは、マッチングした相手が退会していても違反報告できると案内しています。メッセージ一覧右上の「…」から「退会者を表示する」を選び、相手の画面から報告します。操作できない場合は、分かる範囲の相手の情報と出来事を添えてカスタマーサポートへ相談できます。
連絡先と必要な情報は、上で紹介したPairsの違反報告ヘルプに掲載されています。
写真の答えが出るまで、会う約束を続けなくてよい
写真の時期を聞いてみたいのか、本人とは違う写真だと分かる出来事があったのか、金銭や情報を求められているのか。困っている場面が違えば、尋ねることや相談先も変わります。
写真の真偽を調べ終えなくても、今は会わないと決めてよいのです。
サービス機能・相談情報はKoi編集部調べ。2026年10月14日に上記の公式ヘルプ・公的案内を確認しています。
相談先
- SNS型ロマンス詐欺(警察庁)恋愛感情や親近感を利用した金銭被害が疑われるときの確認先です。
- 財産にかかわる危険(消費者庁)投資話、副業、契約、金銭トラブルなど消費者被害の注意喚起です。

