今、暴力を受けている、脅されていて警察に来てほしいなど、緊急の場合は110番です。 相手を説得してから、記録を揃えてからと待つ必要はありません。緊急でない安全上の相談は、警察庁の案内にある#9110や最寄りの警察署につながれます。

言い返すと怒鳴られるので、何を話すにも言葉を選んでいる。でも、穏やかに笑い合える日もある。「モラハラと言うほどではないのかもしれない」と、相談するのをためらってしまう。

怖くて希望を言えない、見下す言葉で傷つくといった困り事は、相手をモラハラと証明する前から相談できます。 いくつ当てはまるかを数えるより、実際に何を言われ、今何が怖いかを話してよいのです。DV相談プラスも、DVなのか迷っている段階の相談を受け付けています。

好きな気持ちがなくなったわけではない。それでも、次に会う前から怒られない言い方を考え続けるのはつらい。その両方を話してよいところから始めましょう。

モラハラ彼氏かもと思ったら、実際の言動を振り返る

たとえば、次のような出来事も相談先へ伝えられます。

  • 人前で見下される:友人の前で、繰り返しばかにされる。
  • 付き合う人を制限される:誰と会うかを相手に決められる。
  • 怖がらせる行動をされる:物を壊す、殴るそぶりをする。

けがをしていなくても、怖かったことを話してよいのです。

内閣府は、大声で怒鳴る、交友関係を制限する、人前でばかにする、物を壊すなどを精神的な暴力の例として挙げています。これは相談対象になり得る行為の説明であり、この記事だけで個別の法律上の扱いを決めるものではありません。

たとえば「彼はモラハラ気質だから」と性格を説明しようとする代わりに、「やめてと話した後も、人前で同じ言葉を言われた」と、起きたことを話せます。相手がわざと傷つけたかを解明できていなくても、その出来事で困っていることは伝えられます。

「冗談だよ」「心配だから言っている」と返された場合も、その説明だけで傷ついたことを取り消す必要はありません。「友人の前で容姿をからかわれ、嫌だと言うと冗談だと返された」「心配だと言われて外出を止められる」のように、言葉とその後の出来事を一緒に伝えられます。

当てはまる数が少なくても、ほかの人と比べて軽いと思っても、相談をためらわなくて大丈夫です。

自分に謝ることがあっても、責められ続ける理由にはしない

待ち合わせに遅れたので謝った。そのあとも「何をやってもだめだ」と言われ続け、話を終えたいと言えなかった。

その場合、遅れたことをどう詫びるかと、自分を否定する言葉を受け続けていることは、別に扱えます。自分にも直したいことがあるから、怖かった経験を話してはいけない、とはしなくてよいのです。

「もっと上手に謝れば怒らせずに済んだ」と考えているなら、謝った後に何が起きたかも相談先へ伝えられます。うまく謝って怒らせないようにすることや、二人きりで言い返して反応を確かめることを、自分に課さなくてよいのです。

優しい日があることも、怖かったことも話してよい

うれしかったことも、怖かったことも

好きな食べ物を買ってくれた

うれしかったと話してよい

前に怒鳴られた

怖かったことも話してよい

謝罪を聞いても、すぐ安心して会えるとは限らない

怒鳴られた翌日には、好きな食べ物を買ってきてくれた。うれしかったし、もう大丈夫と思いたい。でも、また何か言われるのではないかと、約束の日が近づくと気が重い。

どちらか一方だけを、二人の本当の姿として選ばなくても構いません。 買ってきてくれてうれしかったことと、怒鳴られたことを、両方話せます。

相手が謝った場合も、その言葉を聞いたことと、自分が今すぐ安心して会えるかは分けて考えられます。謝ってくれたのだから、怖さまでその場で消さなければ、と急がなくてよいのです。

これから必ず変わるとも、決して変わらないとも、この記事では予測しません。まずは、今会うことや連絡することをどう感じているかを、支援を受けながら考えることができます。

最初の相談は、うまく説明できなくても始められる

出来事が多くてまとまらないときは、今いちばん怖いことや、次の予定で困っていることから話す方法があります。以下は彼に送る文ではなく、相談先へ伝える例です。

「彼に怒鳴られるのが怖くて、会いたくないと言えません。優しい日もあるので、別れるかはまだ迷っています。次に会う約束をどうしたらよいか、一緒に考えてほしいです」

DV相談プラスは、配偶者やパートナーからの暴力について、専門の相談員が一緒に考える窓口です。次の方法で相談できます。

DV相談プラスの相談方法
方法連絡先・受付時間
電話0120-279-889・24時間受付
チャット公式サイトから・12時〜22時

相談内容を聞いたうえで、必要と判断された場合には直接支援なども行います。支援内容が一律に決まるわけではありません。

相手に相談のことを知られるのが怖い場合も、その事情を含めて伝えられます。今の生活や連絡の状況に合わせた方法は、相談先と考えてください。記事の例文を使って相手を納得させてから相談する、という順序ではありません。

記録の準備が気になっているなら

証拠や記録が揃っていなくても相談できますか?

手元に記録があるかどうかも含めて相談できます。警察庁は早めの相談を案内し、相談時点で証拠や記録があれば持参するよう説明しています。新しい証拠を集め終えることを相談の前提にせず、今分かる出来事や怖さを伝えてください。緊急の場合は記録の準備より110番です。

相談時の案内は警察庁のページで確認できます。記録を増やすために相手へ会い直したり、怖い言動を引き出そうとしたりせず、今ある情報で相談してください。

怖かったことを、相談してよい大きさに証明しなくていい

好きだった時間もあるし、自分にも謝りたいことはある。それでも、怖くて何も言えなくなっているなら、その困り事を残したまま話せます。

彼を悪い人だと言い切れなくても、会うのが怖いと相談していい。

今日は別れるかを決めず、次の約束について誰かと考えたい。その相談からでも始められます。

相談先の案内は、2026年10月14日に内閣府・警察庁・DV相談プラスで確認しています。

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