結婚願望がない彼氏と続けるかを考えるときは、「彼が変わらなくても、結婚しない関係を自分は選びたいか」を確かめてください。 自分は結婚を望んでいるなら、好きな気持ちが残っていても、考える時間を取ったり、別れを選んだりできます。話し合えたことと、将来の希望が一致したことは別です。
「結婚は考えていない」と彼から聞いた。理由も分かったし、一緒にいる時間は好き。それでも、自分はいつか結婚したい。別れを考えると、好きな人より結婚を選ぶようで後ろめたくなる。そんな迷いを、彼への愛情が足りないせいにしなくて大丈夫です。
まず彼から聞いた答えを整理し、次に自分の希望を言葉にして、これからの関わり方を考えます。まだ本人の考えを聞いていない場合は、結婚について何を確認したいかから始められます。
結婚願望がない彼氏の理由に納得しても、自分の希望は残っていていい
彼が結婚を望まない理由を話してくれた。大切にしている暮らしや考え方を聞き、「そう思うのは分かる」と感じた。それでも、自分が結婚したい気持ちは変わらなかった。
そのときは、理解が足りないから迷うのだと、自分を責めなくてよいのです。相手の理由を受け止めたうえで、自分は違う将来を望んでいると言えます。
結婚を望む方が真剣で、望まない方が不誠実、という分け方もしません。自分が結婚を望まない側だったとしても、相手の希望に合わせるためだけに約束するのは難しいはずです。どちらかを正しい答えにするより、二人とも今の希望のままで続けたいのかが、考えたいところです。
苦しいのは、彼を好きではなくなったからではなく、好きなままでは決まらないことがあるからかもしれません。
「今は決められない」と「結婚は望まない」を混ぜない
相手が「今は時期を決められない」と言っているのか、「結婚すること自体を望んでいない」と言っているのか。実際に聞いた言葉の違いは残しておきます。
結婚したい気持ちは互いにあり、時期だけが未定なら、今どの点が決まっていないかを相談できます。一方、相手が結婚を望まないと答えているなら、お金や仕事の事情が変われば望むようになる、とこちらで補わないことが大切です。
| 実際に聞いたこと | 今考えられること |
|---|---|
| 二人とも結婚したいが、時期は未定 | 時期について何が決まっていないのか、相談する。 |
| 彼は結婚すること自体を望まない | 事情が変われば結婚するはずと補わず、その答えを踏まえて自分の将来を考える。 |
言葉の意味をまだ確認できていない場合には、次のように聞けます。
「今は時期を決められないということ? それとも、将来も結婚は望んでいないということかな」
これは、曖昧だった点を確かめるための例です。すでに何度も「望んでいない」と聞いているなら、別の聞き方で望む返事を引き出そうとしなくてよいのです。今分かっている答えを、自分の選択へつなげる段階です。
理由を聞いた後は、何なら相談できるのかを確かめる
「仕事が落ち着かない」と聞いても、忙しさがなくなれば結婚する約束までできたわけではありません。理由に納得できたら、その先に二人で相談することがあるのかを聞いてみます。次は、本人がそう話した場合の会話例です。行動から本音を当てる一覧ではありません。
| 聞いた理由の例 | 確認するなら、こんな聞き方 |
|---|---|
| 「今は仕事が落ち着かない」 | 「結婚したい気持ちはあって、時期を相談したいということ?」。意思が同じなら、何が決まったら次の話ができるかを相談する。 |
| 「自分の時間を失いたくない」 | 「一人で過ごす時間のある暮らしなら考えたい? それとも、結婚自体を望んでいない?」。自由時間の調整と結婚の意思を分ける。 |
| 「結婚しなくても一緒にいられる」 | 「私は夫婦になる形を望んでいる。その希望についてはどう思う?」。一緒にいたいという答えだけで、形にも合意したことにしない。 |
| 「自分でもまだ分からない」 | 「何について迷っているかは話せそう?」。本人にも分からない部分は残る。自分が待つかどうかは別に考える。 |
たとえば二人とも結婚を望み、生活費の分担が不安なら、暮らしに必要なお金を一緒に確かめる話へ進めます。一方、「家計の不安がなくなっても結婚は望まない」という答えなら、節約案を増やしても希望の違いは残ります。相談できる条件を探すことと、相手の理由を一つずつ消して結婚に導くことを混ぜないでください。
結婚しない関係を、自分も選びたいか考える

今、何を選ぼうとしている?
彼が変わるなら続けたい
今の条件を望むかは別
結婚しなくても一緒にいたい
自分の希望なら選べる
会って楽しいことだけで、納得したことにしなくていい
「彼が変わってくれるなら続けたい」と、「結婚しない関係でも一緒にいたい」は、今選んでいるものが違います。
たとえば、結婚の話をしない日は楽しい。でも、友人の結婚の話を聞くたびに、自分は望む暮らしを諦めたのだと感じる。そんな場合は、会って楽しいことだけで、結婚しない選択にも納得したことにはしなくてよいでしょう。
反対に、考えてみたら、結婚という形より今の二人の暮らし方を選びたいと思うこともあるかもしれません。それが自分の希望なら、結婚を選ばないことを失敗として扱う必要はありません。
まだ答えが出ないなら、「結婚したい気持ちは今もあるのか」「この関係を続けるために、その希望をしまおうとしているのか」と、自分に聞いてみることができます。相手の説得材料を探すためではなく、自分が何を選ぼうとしているかを見る問いです。
頭の中だけではまとまらないときは、次の希望を別々に書いてみてください。
- 結婚という形を望むか。 一緒に暮らせればよいのか、夫婦になることを望んでいるのか。
- 子どもについてどう考えているか。 望む、望まない、まだ決めていない。結婚の希望と同じ答えだと決めずに考える。
- いつ頃までに方向を決めたいか。 自分の仕事や暮らしの予定も含め、何をいつ相談したいかを書く。
友人の結婚が気になっているなら、「周りと比べて焦っていること」と「自分も望んでいること」を分けて書くと、相手へ伝えたい内容が見えてきます。周囲の予定に合わせて、自分の答えまで急いで決める必要はありません。
「ここまで長く付き合ったのだから」と迷う場合も、過ごした年月を大切にする気持ちは残してかまいません。そのうえで、これからも同じ条件で付き合いたいかを考えます。これまでの時間を無駄にしないためだけに、今の希望を諦める必要はありません。
考える時間を取るなら、何のための時間かを伝える
すぐに別れるとも、続けるとも決められない。そんなとき、自分の選択を考える時間を持つことはできます。
いきなり結論を出す話を始めにくければ、まず話す時間を相談できます。
「この前の結婚の話、私の気持ちも伝えたい。週末、落ち着いて話せる時間はある?」
話す目的は、彼の答えを変えさせることより、自分の希望も伝えたうえで今後を考えることです。
「あなたが結婚を望まないことは分かった。私は結婚したい気持ちがあるから、このまま付き合っていきたいか、少し考えたい」
「待っていれば結婚してくれるはず」と期待を隠して過ごすより、今迷っている点を言葉にする例です。離れることで焦らせる作戦として使うのではありません。
考えている間はいつもどおり会いたいのか、次のデートは休みたいのか。自分に必要な過ごし方も一緒に伝えられます。関係の結論が出ていないからといって、次の予定まで普段どおりにする必要はありません。
自分が考え直す時期を決めたいなら決めてもよいですが、すべての人に同じ期限は当てはめません。期限までに相手の希望を変えてもらう約束とも分けておきます。
たとえば、「次に会うまで、自分が結婚しない暮らしを望めるか考える」と決めたなら、その時間で確かめたいことがはっきりします。期日が来ても迷っている場合は、何が分からないままなのかを確認してから、時間を延ばすかを選べます。
「少し考えよう」で話が終わると、片方は結婚の準備を待ち、もう片方は交際を続けるか考えている、というすれ違いも起こりえます。たとえば「次の日曜に、結婚しない形でも付き合い続けたいか、今の考えを話そう」と、次に話す内容をそろえておく方法があります。これは一週間で決断するルールではなく、二人が選んだ予定の例です。
その日になって彼から「まだ分からない」と言われたら、自分の希望まで未定に戻す必要はありません。「私は結婚したい気持ちは変わらない。もう少し待ちたいかは、私も考えるね」と伝えられます。待つ期間を延ばす前に、何を待つのか、自分はそれを望んでいるかを確かめます。
| 返ってきた答え | 次にできること |
|---|---|
| 「結婚は望まない」と変わらなかった | 同じ質問を繰り返すより、その条件で自分も交際を続けたいか考える。 |
| 「結婚したいが、今は時期が決められない」 | 何が未定なのか、次に何を相談できるかを聞く。時期の約束ができたことにはしない。 |
| 「もう少し考えたい」 | 待てるなら、次に話す時期と、その間の会い方を相談する。待ち続ける約束はしなくてよい。 |
| 結婚の話から同棲の提案に変わった | 同棲したい希望と、結婚の意思を別に確かめる。同棲すれば結婚に進むとは決めない。 |
希望が違うままなら、好きなまま別れを選ぶこともある
相手は結婚を望まない。自分は結婚を望む人生を選びたい。話してその違いが分かったなら、話し合いに失敗したわけではありません。
どちらかが悪い人だと証明しなくても、別れを選ぶ理由になります。一緒に過ごした時間を大切に思うことと、これからも同じ関係を続けることは、別々に考えられます。
「一緒に過ごした時間は大切に思っている。でも私は結婚したい気持ちを変えられないから、交際は終わりにしたい」
別れると決め、落ち着いて話せる状況で使える例です。別れた後に望む結婚がかなうかは分かりませんが、自分の時間をどんな希望に向けて使いたいかは選べます。
一方、結婚の希望を話すこと自体が何度も取り合われず、話そうとする負担が続いているなら、話し合いを避けられた後の関係の考え方へ。希望が違うことと、希望を話題にできないことを分けて考えられます。
以前とは自分の希望が変わったとき
前は結婚しなくていいと話していたのに、今は結婚したいと言ってもよいですか?
今の希望として話せます。以前の自分の答えを否定する必要も、相手が察してくれるまで待つ必要もありません。「前は結婚しなくていいと思っていたけれど、今は結婚したい気持ちがある」と変化を伝えられます。相手の希望が変わっていない場合は、その違いを踏まえてこれからを考えます。
彼を変える方法より、自分が選びたい将来へ
一緒にいたい気持ちも、結婚したい希望も、今はどちらも残っていてよいのです。まずは、どちらかを消したことにせず、今聞いている彼の答えと並べてみてください。
「結婚を望まない彼が変わるまで待つ」以外にも、選べることがあります。
- 今の関係を選ぶ。 結婚しない形にも、自分が納得して一緒にいたいと思うなら。
- 考える時間を取る。 迷っている間、次のデートを休む希望も伝えられる。
- 別れを選ぶ。 好きな気持ちが残っていても、自分の望む将来を大切にできる。
今日まだ決められないなら、次の約束をどうしたいかという、小さい範囲から考えられます。




