性的な画像や動画を「家族に送る」「公開する」と脅されているなら、お金や追加の画像を渡さず、返信・交渉を止めて、警察や支援窓口へ相談してください。 すでに支払っていても、次の要求に応じ続ける必要はありません。
相手が近くにいる、危害を加えると迫っているなど、今すぐ身の危険がある場合は110番へ。 緊急ではない警察への相談は、最寄りの警察署または #9110 です。警察庁の相談案内
まだ画像が公開されていなくても相談できます。証拠をすべて集めることや、この記事を最後まで読むことより、まず助けにつながることを優先してください。警察庁は、公開前の脅しも早めに相談するよう案内しています。
電話で何と話せばよいか迷ったら、今起きていることから伝えられます。
「アプリで知り合った人に、性的な画像を公開すると脅されています。今もお金を要求されています。どう対応すればよいか相談したいです」
要求されているものがお金以外なら、その内容に置き換えてください。うまく説明できなくても、窓口と一緒に状況を整理できます。
セクストーションで脅されたら、追加の要求に応じない
「ここで返事をやめたら、本当に送られるのでは」。そう怖くなることもあるでしょう。ただ、支払いや画像送信を続けても、相手が要求を終える保証にはなりません。
まずは次の対応へ移ります。記録の操作が分からないときや、画面を見ることがつらいときは、記録を終えるまで相談を待たないでください。
- 追加の送金・画像送信に応じず、返信や交渉を止める。
- できる範囲で記録を残す。 相手のID・脅迫文・要求内容・日時など。
- 利用したサービスで通報・ブロックする。 記録の残し方や操作に迷う場合は、警察や支援窓口に相談する。
国内の支援団体ぱっぷすも、性的画像を使った脅しの相談を受け付けています。相談方法は後半で案内しています。
残すのは脅しの記録。画像を集め直す必要はない
手元にあるメッセージや着信履歴は消さず、可能なら相手のプロフィールや脅迫文のスクリーンショットを残します。画像の公開先が分かっている場合は、そのURLも相談時に伝えられます。
記録できそうなら、次の情報を残します。
- 相手を示す情報:使ったアプリ、アカウント名やID、プロフィールのURL。
- 脅しの内容:いつ、何を公開すると言われ、何を要求されたかが分かるメッセージ。
- 支払い済みなら:送金した日時・金額・送金先・決済履歴。
足りない情報を聞き出すために、相手とのやり取りを続ける必要はありません。
脅迫文の記録と、性的な画像そのものの取得・共有は分けてください。 とくに18歳未満のときの画像は、友人に転送してもらったり、申請用に新しくダウンロードしたりしないでください。Take It Downの公式FAQも、利用のためのダウンロードや共有をしないよう案内しています。Take It DownのFAQ
成人の画像も含め、手元にないものを集める前に、今ある情報で警察や支援窓口へ相談できます。知人に届いたか確かめるために、画像を送り返してもらう必要はありません。
ブロックと、アカウントの削除は分ける

ブロックと、自分の削除は別
相手からの連絡を遮断
ブロック後の扱いはヘルプで確認
自分のアカウントや履歴を削除
相談に使う記録を失う場合がある
慌てて退会する前に確認。記録がなくても相談できる
相手をブロックすることと、自分のアカウントやトーク履歴を消すことは違います。慌てて退会・削除すると、相談に使う記録まで失う場合があります。自分のアカウントを消す前に、残す記録や利用サービスの扱いを確認してください。
連絡を遮断した後は、知らない人からのメッセージや、プロフィール・交友関係の公開範囲を、利用サービスの設定で見直せます。設定項目やブロック後に見える履歴はサービスごとに異なるため、アプリ内のヘルプを使って確認します。
記録・遮断・アカウントを消さないことの区別は、豪州の公的機関eSafetyの対応案内も示しています。日本での被害相談は、このページで案内している国内の警察・支援窓口につないでください。
すでに払った場合も、次の支払いを止めて相談する
「ここまで払ったのだから、あと少しで終わるかもしれない」と迷っていても、これまでの支払いを理由に、さらに払う必要はありません。
支払った日時・金額・相手の送金先・決済履歴を手元に残し、警察と、利用した銀行や送金サービスへ早めに連絡してください。送金を止められるか、どの対応が可能かを確認します。返金や取消しが必ずできるという意味ではありません。
口座や本人確認書類など、さらに別のものを渡すよう要求されている場合も、その内容を警察へ伝えてください。相手から「これで最後」と言われたことを、次の要求に応じる理由にしなくて大丈夫です。
公開された画像は、投稿先と支援窓口へ削除を相談する
すでに投稿先が分かる場合は、URLや投稿者の情報を残し、投稿先の通報・削除申請窓口へ連絡します。警察や支援窓口への相談も進めてください。相手に直接「消して」と頼み続ける方法だけで解決しようとしなくてよいのです。
ぱっぷすでは、性的な画像による被害の相談や削除要請の支援を行っています。
知人に画像が届いたと知らされたときは、詳しい経緯をすべて話さなくても、今してほしいことを短く伝えられます。
「画像を使って脅されていて、相談しようと思っています。画像は転送せず、送ってきたアカウント名や投稿のURLを教えてもらえますか」
これは相談に使う情報を頼む文例です。全員に事情を知らせたり、一人でネット上の画像を探し続けたりしなくても、支援を受けられます。
手元の画像を使う拡散防止の仕組みもある
画像そのものを送信せず、端末内で作った「ハッシュ」という識別情報を参加サービスへ共有する仕組みがあります。年齢は、現在だけでなく撮影時も確認します。
| 撮影時の年齢 | サービスと主な条件 |
|---|---|
| 18歳未満 | Take It Down。現在成人していても対象。自分の画像・動画が端末にあることなどの条件を公式案内で確認する。 |
| 18歳以上 | StopNCII.org。本人が写る性的な画像・動画を手元に持ち、現在も成人であることなどの条件を確認する。 |
これらは、参加サービスでの画像の検出や拡散防止を助けるものです。インターネット全体や暗号化されたすべてのやり取りを対象に、必ず消せる仕組みではありません。すでに公開先が分かる画像は、投稿先への通報・削除相談も進めます。StopNCIIのFAQ
画像が手元にない場合は、ツールへの申請を急ぐために集め直さず、相談窓口にそのことを伝えてください。
どこへ、何と相談すればよいか
- 今すぐ身の危険がある:110番。緊急の助けを、オンラインフォームの返信待ちにしないでください。
- 警察へ被害を相談したい:最寄りの警察署または#9110。
- オンラインの相談方法を確認したい:警察庁のサイバー事案窓口。被害届については最寄りの警察署等へ連絡する案内があります。
- 性的画像の脅し・削除を相談したい:ぱっぷすの相談窓口。電話・メールの方法を確認できます。返信に時間がかかる場合があります。
相談では、年齢、画像を送ったか、すでに支払ったか、今そばに相手がいるかなどを、分かる範囲で伝えます。未成年の人も、一人で相手の要求を処理せず、信頼できる大人や窓口を頼ってください。
セクストーションとは、画像を材料に要求を受け入れさせる脅し
性的な画像・動画を公開すると脅し、金銭や追加の画像などを要求する行為です。SNSやアプリで知り合った相手だけでなく、親しい相手からの脅しもあります。
ここで考えるのは、「あの人は本気だったのか」「どうすれば機嫌が直るか」ではなく、今の脅しから離れて支援を受ける方法です。相手が納得する返事を、自分一人で探し続けなくてよいのです。
自分から画像を送った場合でも相談できますか?
相談できます。画像を送ることに同意したとしても、公開や脅しを受け入れたことにはなりません。送った経緯をうまく説明できなくても、今何を要求されているかから話してください。
脅しに使われている画像が手元になくても相談できますか?
相談できます。画像を取り寄せるために相手へ連絡を再開せず、相手のIDや脅された内容など、今ある情報を伝えてください。画像を使う拡散防止ツールの利用条件と、警察・支援窓口へ相談できることは別です。
相談するために、相手との話を終わらせなくていい
画像を消す約束をもらってから、誰かに相談しよう。そうすると、相談のタイミングまで相手の返事に預けることになってしまいます。
画像を消す約束を取りつけなくても、今の脅しを誰かに話していい。
まず「画像で脅されている」と伝えるところから、支援を受けられます。詳しい経緯や今後の対応は、一人で抱えず窓口と整理してください。
参照先の被害対応・サービス条件は、2026年10月14日に確認しています。
相談先
- DV相談ナビ(内閣府)配偶者や交際相手からの暴力・支配が心配なときの相談先です。
- DV等被害者法律相談援助(法テラス)DV、ストーカーなどの被害に関する法律相談の案内です。
- SNS型ロマンス詐欺(警察庁)恋愛感情や親近感を利用した金銭被害が疑われるときの確認先です。
- 財産にかかわる危険(消費者庁)投資話、副業、契約、金銭トラブルなど消費者被害の注意喚起です。

