「休日は何してる?」「映画を見てることが多いかな」。答えは返ってきたのに、そこから続かない。次の質問を考えているうちに、相手の話をちゃんと聞けているのかも気になってくる。

会話が一問一答になるときは、別の質問へ急ぐ前に、今の答えで気になったところに触れ、自分の話も少し添えてみてください。 たとえば「映画を見ることが多い」なら、「最近、何を見た?」と気になったところを聞く。「家で昔のコメディを見た」と返ってきたら、「家でのんびり見るのもいいね。私はこの前、久しぶりに映画館へ行ったよ」と、自分の話も添えられます。

ずっと盛り上げたいというより、「私だけが次の話を探している気がする」のが疲れるのかもしれません。ここでは、会話を自分一人の仕事にしないための区切り方も扱います。

会話が続かないと感じたら、どこで止まったかを見てみる

会話が短かったという結果だけでは、理由はまだ分かりません。「相手に興味がない」「話すのが苦手な性格」と決める前に、今困っている場面を分けられます。

会話が止まる場面と、試せること
今の場面一つ選ぶなら
質問と答えだけで終わる次の質問へ移る前に、今の答えで気になった部分へ感想を返す。
自分ばかり長く話しているいったん話を区切り、相手が話したいことも聞く。
緊張して答えが短くなる緊張していることを伝える、答えに小さな具体例を添える。
聞き取れない・知らない話題分かったふりをせず、分からなかった部分を聞き直す。
自分だけ話題を探して疲れた食事や飲み物に戻る。休みたい希望を伝える。

全部試す手順ではありません。今の場面に合うものを一つ選べます。

デートで会話が続かないときは、次の質問より今の答えへ返す

相手が「休みの日にパンを焼いた」と話した。すぐに「ほかの趣味は?」へ移る前に、どこが気になったかを言葉にできます。

たとえば、焼きたてのパンに興味があるなら、こんな返し方があります。

相手:「この前の休みに、初めてパンを焼いてみた」

自分:「家で焼いたんだ。焼きたてを食べられるの、いいね。私はパン屋で買うばかりだから、作るのは気になる」

この返し方なら、自分が焼きたてのパンに興味を持ったことも伝わります。「いいね」と必ず褒める手順ではなく、本当に気になったところを話す例です。

相手が作ったパンの話を続けたら、まずその話を聞けます。もっと知りたくなったら、「最初は何を作ったの?」と尋ねてもよいでしょう。質問を用意した順番より、返ってきた話に合わせて進めます。

感想を返す・少し聞く・自分の話を添える

相手が「今日、駅から歩いて来た」と話したなら、返し方は一つではありません。

自分も見たものに触れるなら:
「途中の公園、木の色がきれいだったね」

気になったところを聞くなら:
「駅からは近かった? 私は一本手前の道を曲がってしまった」

自分の感想を添えるなら:
「私は歩いて来たら少し暑くなった。冷たい飲み物にしようかな」

三つをまとめて言うのではなく、本当に感じたことから選びます。気になったことがなければ、相手の言葉をそのまま繰り返したり、必ず褒めたりしなくてもかまいません。

話題を出す順番は、相手が話せる範囲に合わせる

アプリなどで初めて会う日は、いま見ているメニューや、本人がすでに話したことから始める方法があります。そこから出た食べ物や休日の話を、自分も聞きたい時に続けられます。

仕事、趣味、恋愛の順に聞くことを、決まった手順にしなくてよいのです。仕事や住んでいる場所の話でも、詳しい勤務先や住所まで誰もが答えやすいとは限りません。

相手が話したくないと言ったら、ほかの質問で同じ情報を聞き出そうとせず、自分の感想や今いる場所の話へ移れます。反対に、今の出会いで確かめたい希望があるなら、自分の考えを添えて相談することもできます。

デート中の返事が短いときは、自分の話も少し添える

「休みは家にいることが多いかな」と言われた。もっと詳しく話してほしくて、「何をしてるの?」「誰と?」「いつも?」と質問を重ねそうになる。

そんなときは、詳しく聞き出そうとせず、今の答えに相づちを打つだけでも大丈夫です。自分も家で過ごした日の話があれば、短く添える方法があります。

「家で過ごす日が多いんだね。私はこの前、たまっていた漫画を読んでいたら夕方になってた」

自分も同じ趣味である必要はありませんし、例に合わせて経験を作る必要もありません。話せることがなければ、相づちを打ったところで少し間を置いても構いません。

短い答えだけから、話したくない理由や自分への気持ちを決めつけずにおけます。ただし、「その話はしたくない」と言われたら、理由を聞き出さず別の話へ移ります。

自分ばかり話していたと気づいた時も、急に質問を並べる必要はありません。「私の話が長くなったね。そっちは最近どう?」など、一度区切れます。相手が話し始めたら、すぐ自分の似た経験へ戻さず、その話を聞いてみてください。

自分が答える側なら、小さな具体例を添えられる

相手が質問してくれるのに、自分は「はい」「そうですね」で終わってしまう。面白い話を返そうとして、何も出てこないこともあるでしょう。

たとえば「辛いものは好き?」と聞かれたなら、好きかどうかに、普段どうしているかを添えられます。

「好き。でもすごく辛いのは苦手で、カレーはいつも中辛にしてる」

大きな出来事や、笑わせる話でなくてよいのです。相手が「自分も中辛」と返しても、「辛いのは苦手」と返しても、今の好みについて話せます。

逆に、答えたくないことまで詳しく話す必要はありません。「その話はまだ控えておきたいな」と区切ることも、会話の中で選べます。

緊張して言葉が出ないなら、「少し緊張して、うまく言葉が出てこない」と伝えることもできます。笑わせたり、大きく驚いたりして埋める必要はありません。

知らない趣味は、知っているふりをせずに聞く

知らない趣味は、そのまま聞ける

名前だけ知っている

どんなところが好きなの?

聞き続けて疲れた

自分が話したいことも出す

知っているふりや、同じ好みに合わせる必要はない

相手の好きなゲームやスポーツを、自分はほとんど知らない。その話が出たからといって、すぐ同じ趣味になったように振る舞わなくても大丈夫です。

興味があれば、知識を試す質問より、相手が楽しんでいる部分を聞けます。

「そのゲーム、名前だけ聞いたことがある。どんなところが好きなの?」

説明を聞いても分からなければ、そのまま聞き返せます。反対に、ずっと同じ話を聞くのがしんどくなったら、「教えてくれてありがとう。そういえば、私も最近話したいことがあって」と、自分の話題を出してみる方法もあります。

好みが違うと分かったときも、合わせることだけを目標にしません。「私はそっちより、こういうものが好き」と話せるかも、今日のやり取りの一部です。

会話を続けたい気持ちと、今は休みたい気持ち

自分の話を添えても反応が少なく、また自分が質問を探している。そんな時間が続いて疲れたなら、さらに上手な話し方を探すだけでなく、いったん食事や飲み物に戻れます。

相手の内心を「興味がない」と確定しなくても、自分から話し続けるのは疲れた、と認めてかまいません。質問が何回返ってきたかを数え、相性を採点するためではありません。

自分の話を笑われる、答えたくないと伝えたことを繰り返し聞かれるなら、単に話題が足りない状況とは分けて考えます。無理に盛り上げず、その話を終えたり、デートを切り上げたりしてよいのです。

会話が途切れたその場で、何か話さないといけない気がするなら、初デートで沈黙した時の過ごし方へ。飲み物や展示へ戻る、一言だけ感想を伝える、休む希望を伝える方法から選べます。

二回目・三回目は、前の話の続きから始めてもよい

一度仕事や趣味を聞いたので、もう話題がない気がする。同じ質問を全部やり直すより、前に相手が話したことの、その後を聞く方法があります。

「この前話していた本、読み終わった?」

「前のお店では温かい飲み物にしてたね。今日は何にする?」

実際に聞いた話から選び、覚えていることを試験のように確かめなくても大丈夫です。前は話した内容でも、今日は話したくないことがあれば、その希望を受け取ります。

共通の趣味だけでなく、今回の料理や景色、自分が最近気になったことも話題になります。「何回目なら深い話をする」と決めず、その日に話したいことを相談できます。

会った後に振り返るなら、自分が話せたこと、聞いて気になったこと、負担だった場面を分けてみてください。会話の長さで成功を採点するより、次も会いたいか、どんな過ごし方なら自分も楽しめそうかを考えられます。

会話が短くても、聞いてよかったと思う話や今日のお礼を伝えたいなら、デート後のお礼LINEの例文へ。感謝だけ伝える文と、自分もまた会いたい時の文を分けて選べます。

次に話すときは、すでに出た言葉から

次に話すときは、自分がどちらの立場かで一つ選んでみてください。

  • 相手の話を聞く側:答えの中で気になった言葉に、自分の感想を返す。
  • 質問に答える側:「好き」「家にいた」に、好みや最近の出来事を一つ添える。

パンやカレーの例をそのまま覚えるより、自分が実際に感じたことへ置き換えれば大丈夫です。

まだ会う前で、自分も話せる話題を用意したい場合は、初デートに持っていく話題の選び方へ。自分の小さな出来事、相手が教えてくれた話、当日の予定から、使いたい入口を選べます。

話し続けることより、自分も無理なく会話に加われることを大切にしてください。言葉がすぐに出ないときは、飲み物を一口飲んでからでも大丈夫です。

デートで会話が続かない時によくある質問

初デートで会話が続かないと、相性が悪いのですか?

一度会話が途切れたことだけで、相性や本人の好意は分かりません。自分が緊張していたのか、聞き取りにくかったのか、一人で話題を探すのがつらかったのかを分けて振り返れます。二人が合うか分かるまで、無理に話し続ける必要もありません。

二回目・三回目のデートで、もう話題がない時は?

前に相手が話してくれた予定のその後や、今回の食事・景色などから話せます。同じ質問を初めから全部聞き直す必要はありません。静かに過ごしたい時や、今は話したくない話題も、二人で確かめられます。

共通の趣味がなくても、会話を続けられますか?

同じ趣味のふりをしなくても、興味がある部分を聞いたり、自分の楽しみ方を話したりできます。詳しい知識を競う必要はありません。聞き続けるのが疲れた時は、自分の話を出す、いったん休むなども選べます。

緊張して言葉が出ない時は、どう伝えればいいですか?

本当に緊張しているなら、「少し緊張して、うまく言葉が出てこない」と短く伝えられます。面白い話や大きなリアクションを急いで足す必要はありません。水を飲む、メニューを見るなど、今できることに戻る方法もあります。

相手の話が聞き取れなかったとき、どう返せばよいですか?

聞き取れたふりをせず、分からなかったところを聞き直せます。「最後のお店の名前、もう一度聞いてもいい?」のように伝えてみてください。店内の音で聞こえにくいなら、そのことを伝え、席を変えられるか相談してもよいでしょう。

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