今、暴力を受けている、脅されていて警察に来てほしいなど、緊急の場合は110番です。 婚姻状況を確かめたり、アプリへ報告したりするより安全を優先してください。緊急でない安全上の相談は、警察庁の案内にある#9110や最寄りの警察署へつながれます。
アプリで知り合った人と、楽しく話せている。でも、会えるのは平日の夜だけ。「独身だと思っていたけれど、結婚しているのかな」と、プロフィールを何度も開いてしまう。
既婚かどうかは、会える曜日やSNSを教えるかだけでは見分けられません。 アプリが定めている利用条件、プロフィールに書かれたこと、本人が答えたことを分けると、まだ何を確かめたいのかが見えてきます。
アプリで出会ったから、婚姻状況も確認できているつもりだった。もしそう感じていたなら、自分を責めるためではなく、どこまで分かっているかを一緒に整理してみましょう。
独身者向けのアプリなら、既婚者はいないと思ってよい?
まず、使っているサービスの「利用資格」「禁止事項」を見ます。たとえばOmiaiの利用規約は、第4条で高校生を除く18歳以上の独身者を利用対象とし、第7条で独身ではない人や恋人がいる人の利用を禁止しています。
ただし、その条件があることだけで、出会った一人ひとりの現在の婚姻状況を自分が確認できたわけではありません。同規約の第4条も、運営が利用者の申告の真偽を確認する義務を負うわけではないと定めています。
ここまでの利用条件はOmiaiの例です。次の本人確認と報告方法はPairsの例として紹介します。利用中のアプリについては、そのサービスの公式案内を確認できます。
本人確認バッジは、何を確認した印なのか
Pairsの本人確認の案内では、18歳以上の正規ユーザーであることや、複数のアカウントを作成していないことを確認すると説明されています。顔写真から得た情報の照合による、なりすまし等の確認も案内されています。
Pairsの本人確認バッジだけで、独身と確認できたことにはなりません。 バッジは、公式ヘルプが説明する本人確認を終えた印として受け取りましょう。
| 画面や会話で見たもの | そこから受け取れること |
|---|---|
| 利用規約にある独身者向けの条件 | そのサービスを利用できる人の条件 |
| プロフィールの婚姻状況や自己紹介 | 相手が掲載している説明 |
| 本人確認済みの表示 | そのサービスが説明する本人確認が済んでいること |
| メッセージで「独身です」と聞いた返事 | 本人が現在の状況についてそう答えたこと |
表は、どれがあれば安全かを採点するためのものではありません。たとえば自己紹介に「結婚を考えています」と書いてあっても、それだけで現在結婚していないという返答を聞いたことにはなりません。
独身証明の機能がある場合も、確認した時点を見る
サービスによっては、本人確認とは別に、婚姻状況を確認する機能があります。たとえばタップルの独身証明機能では、マイナポータルを通じて確認し、プロフィールに証明済みと表示します。
同ヘルプは、証明するのは手続きした日時点の状態であり、その後の婚姻状況の変化は反映されないと説明しています。行政側の情報更新にも時間差があり得ます。マークの有無に加え、何をいつ確認した表示かを見ることが大切です。
これは本人確認と婚姻状況の確認を区別するための例です。書類やマイナンバーカードの画像を相手に直接送る方法ではありません。また、独身の確認から、恋人の有無や交際への希望まで分かったとは考えず、知りたいことは別に相談できます。
まだ聞いていないことと、説明が違うことでは尋ね方が変わる
休日に会えないというだけで、婚姻状況についてはまだ尋ねていない。その場合は、休日の予定や家の場所から探るより、知りたいことを直接聞く方法があります。脅しや怖さがなく、自分も尋ねたいときの例です。
「恋人として会うことを考える前に、確認したいことがあります。今、結婚していますか?」
一方、プロフィールでは独身と説明していたのに、本人から「妻とは今別々に暮らしている」と聞いたなら、説明の食い違いを扱えます。
「プロフィールでは独身だと受け取っていたけれど、今の話とは違うように感じた。現在の状況を教えてほしい」
ためらったか、すぐ答えたかで嘘を見抜こうとせず、何と答えたかを受け取ります。家に行く、急に電話する、SNSや家族を探すといった調査を、自分に課す必要はありません。
尋ねても答えが得られないなら、次の約束を保留することもできます。 たとえば、こう伝えられます。
「私は独身の人との交際を望んでいるので、今は次の約束をせずに考えたいです」
別の方法で私生活を探り続けるより、今分かっている範囲で、自分が会いたいかを考えてよいのです。
規約違反と思われる出来事は、推測を足さず運営へ伝える

報告は、見た説明と聞いた言葉から
プロフィールで見た内容
独身と書かれていた
後から本人に聞いた内容
現在結婚していると言われた
実際の内容に置き換える。報告のために問い詰めない
たとえば、独身との説明を読んでやり取りしていた相手が、後から結婚していると話した。そうした場合は、プロフィールで見た内容と、後で聞いた言葉を分けて報告できます。「夜しか会えないから既婚に違いない」と結論を補う報告とは異なります。
Pairsの違反報告ヘルプは、虚偽のプロフィール情報などを報告対象の例に挙げています。アプリでは、相手のプロフィールまたはメッセージ画面右上の「…」から「違反報告する」へ進み、種類と内容を入力して送信します。
報告欄には、たとえば次のように、実際の内容に置き換えて書けます。
「プロフィールには独身と書かれていましたが、メッセージで、現在結婚していると本人から聞きました。そのやり取りについて確認をお願いします」
まだ分からない部分は、分からないまま伝えて構いません。報告のために本人を問い詰めたり、会い直したりする必要はありません。
Pairsは報告後の対応について、運営側で事実確認をして必要な措置を取る一方、個別の判断や措置の内容は案内しないと説明しています。報告すれば婚姻状況の答えが必ず戻ってくる、相手が必ず退会になる、と待つ仕組みではありません。報告した後も、会うかどうかは自分の希望から考えられます。
脅しや金銭の要求があるときは、アプリ内の報告だけで抱えない
「誰かに話したら写真を広める」と言われた、会うのをやめたいが怖い。そんな場合は、運営の対応結果を待つより、警察へ今起きていることを相談してください。Pairsの危険行為への案内も、脅迫や望まない個人情報の流出などで身の危険を感じる場合は、速やかな警察への相談を勧めています。
相手の紹介で投資やサービスを契約した、出金するために追加の送金を求められた場合は、婚姻状況とは別の取引の問題として相談できます。国民生活センターは、アプリ等をきっかけとする投資勧誘で不安やトラブルがあれば、消費生活センター等へ相談するよう案内しています。
消費者ホットライン188は、地域の消費生活相談窓口につながります。相談は無料ですが、窓口への接続後は通話料がかかります。一部の電話回線等でつながらない場合は、公式案内から地域の窓口へ直接連絡できます。個人間で貸したお金の話は、彼氏にお金を貸したときの記事で、事業者との取引とは分けて扱っています。
報告する前に気になること
Pairsで違反報告すると、相手に知られますか?
Pairsは、報告があったことと報告内容を相手などの会員へ伝えないと案内しています。ただし、相手がこれまでのやり取りから推測することまで防げるとは限りません。脅しがある場合は、報告だけで安全を確保できたと考えず、警察への相談を優先してください。
Pairsの報告内容の取り扱いを確認できます。
Pairsで相手が退会していたら、報告できませんか?
マッチングした相手は、退会後も違反報告できると公式ヘルプに案内されています。メッセージ一覧の右上にある「…」から「退会者を表示する」を選んで確認できます。操作できない場合は、新しいアカウントで相手を探し直さず、公式のカスタマーサポートへ分かる範囲の情報を伝えられます。
具体的な操作とサポートへの連絡項目は、上で紹介したPairsの違反報告ヘルプにあります。
確かめきることより、今の自分が進みたいか
プロフィールを開くたびに、新しいサインを探してしまう。そんなときは、表示されていること、本人から聞いたこと、まだ返事を聞けていないことへ戻れます。
アプリの表示を頼りにした自分を責めなくて大丈夫です。 答えが出ていなくても、次の約束を見送れます。
楽しかった会話をなかったことにせず、交際は保留する。運営へ出来事を伝えて、相手への確認は続けない。そうした選び方もあります。アプリの仕組みより、本人へ何を聞くかを詳しく考えたい場合は、婚姻状況への返答と食い違いを整理する記事へ進めます。
サービス・相談情報はKoi編集部調べ。2026年10月14日に上記の公式規約・ヘルプと公的案内を確認しています。
相談先
- DV相談ナビ(内閣府)配偶者や交際相手からの暴力・支配が心配なときの相談先です。
- DV等被害者法律相談援助(法テラス)DV、ストーカーなどの被害に関する法律相談の案内です。
- SNS型ロマンス詐欺(警察庁)恋愛感情や親近感を利用した金銭被害が疑われるときの確認先です。
- 財産にかかわる危険(消費者庁)投資話、副業、契約、金銭トラブルなど消費者被害の注意喚起です。

