友達としては近い。二人で出かけることもある。でも、このままの関係を続けたいわけではなく、恋愛として一歩進みたい。

そんなときは、「デートとして二人で出かけたい」のか、「恋人として付き合いたいと伝えたい」のか、今の希望に合わせて次の言葉を選べます。

たとえば、恋愛として関心があり、もっと二人で過ごしたいなら「今度はデートとして出かけたい」。恋人になりたい気持ちが決まっているなら「恋人として付き合いたい」。会う回数を増やすだけでなく、何を望んでいるかを言葉にできます。

「友達以上恋人未満」は、親しく過ごしているものの、恋人としてどう関わりたいかは二人で確かめていない関係を指す言葉です。互いに恋愛として好きな「両片思い」の場合もありますが、一方は友達として会っていることもあります。呼び名だけで、二人の気持ちが同じだとは決まりません。

今の希望に近いものから選ぶ
今の希望次に提案すること
デートとして二人で出かけたいデートのつもりで誘っていると伝える。二人で出かける予定を提案する。
恋人として付き合いたい交際したい気持ちを伝え、相手の希望を尋ねる。
まだ自分も迷っている交際の答えを急いで決めず、今伝えられる希望を考える。

すでに交際を断られている場合は、その返事を受け止めます。ここで紹介するのは、自分からの提案と、返事を聞いた後の考え方です。

友達以上恋人未満の特徴は、交際の合意とは分けて考える

二人でよく会う、用事がなくてもLINEが来る、悩みを打ち明けてくれる。そうした親しさがうれしくて、恋人になれるのではと期待することはあるでしょう。ただ、親しくしていることと、恋人として付き合いたいと答えたことは別です。

親しい行動から、まだ分からないこと
起きていることその行動だけでは分からないこと
二人で何度も出かける友達との外出なのか、恋愛としてのデートなのか。会う回数だけで決めず、自分の誘うつもりを伝える。
毎日LINEや電話をする恋人として付き合いたいか。返信の速さや連絡の多さを、告白への返事にしない。
悩みを相談する、贈り物をくれるこれからどんな関係を望んでいるか。信頼や好意がうれしくても、交際の約束まで補わない。
手をつなぐ、キスをする交際したいか、次の触れ合いも望んでいるか。したことのある行為と、これからの希望を分ける。
嫉妬する、周りから恋人のようだと言われる二人が交際を望んでいるか。嫉妬や周囲の呼び方で、本人の答えを決めない。
先の予定を誘ってくる会う約束に加えて、交際する希望もあるか。告白への返事がないなら、次の誘いを承諾の代わりにしない。

進まない理由は、本人に聞くまで候補のまま

交際するか迷っている、今は仕事などで余裕がない、友達としての時間が好き、関係が変わるのが怖い。考えられる背景は一つではありません。別に気になる人がいる場合も、そもそも交際の話をしていない場合もあります。

どれが当てはまるかを、性別や連絡頻度から選び当てる必要はありません。まず「私は恋人として付き合いたいと伝えたか」「相手は何と答えたか」を振り返ると、まだ聞いていないことが分かります。理由を聞けても、今は交際しないという返事が、将来の承諾に変わるわけではありません。

親しさを増やして、返事を確かめようとしなくていい

手をつないでどきどきするか、触れても離れないかを試す方法では、交際の希望を確かめられません。キスや体の関係があっても、それだけで恋人になったと考えず、これから付き合いたいかを言葉で話せます。触れ合いが先だったからといって、交際したい気持ちや、会うのを休みたい希望を遠慮する必要もありません。

内閣府の性的同意に関する説明でも、一つの行為に同意していても他の行為に同意しているとは限らず、嫌だと言えない状況も同意とは扱えないとしています。触れ合いでも相手の希望を先に決めず、嫌だと言われたらやめます。

触れ合いはうれしいけれど、また手をつなぐかは迷う。あるいは、触れ合いたくない気持ちをどう伝えるか困る。そんなときは、付き合う前のスキンシップで、自分の希望を伝える言い方で、触れたい場合と控えたい場合の言葉を選べます。

友達以上恋人未満から、デートとして誘う言い方

一緒に映画へ行き、帰りに食事もする。それでも、友達としての誘いなのか、恋愛として関心があるのかは話していない。そんな場合は、会う回数を増やすだけでなく、誘うときに自分の気持ちを少し伝える方法があります。

「今度は、デートとして二人で出かけたいと思ってる。よかったら、あの映画を一緒に見に行かない?」

これは、「そう言えば恋愛対象になれる」という決め台詞ではありません。自分がどんなつもりで誘っているかを、雰囲気だけに預けないための言い方です。自分にしっくりくる言葉へ変えて構いません。

相手が受けたら、まずはそのつもりで出かける予定ができたと受け取れます。デートへの返事だけで、恋人として付き合うことまで決まったものにはしません。

「その日は難しい」という返事と、「恋愛としては考えていない」という返事も違います。日程が難しいだけで気持ちを決めつけず、反対に恋愛として断られた答えを日程の問題へ置き換えないようにしましょう。

出かける先は、見たい映画、気になっていた展覧会、行ってみたいカフェなど、二人が行きたいと思える場所から提案できます。夜や暗い場所を選べば恋人になれると考える必要はありません。受けてもらえた後に、無理のない時間や帰る予定も相談できます。

誘いへの返事と、日程を分ける

デートとして誘った後の、次の一言
相手の返事受け取り方と返す例
「ぜひ行きたい」誘いを受けてくれた返事。「うれしい。土曜と日曜なら、どちらが都合いい?」と日程を相談する。
「その日は予定がある」その日が難しいという返事。「別の日ならどうかな?」と聞けるが、別の日の提案がないことだけで気持ちを決めない。
「デートって、どういうこと?」誘いの意味を聞かれている。「恋愛として気になっていて、二人で出かけたいと思ってる」と自分のつもりを伝える。
「友達としてなら行きたい」友達として会いたいという返事。恋愛としての承諾にせず、自分もそのつもりで出かけたいか考える。
返事がない、日程が決まらない約束はまだできていない。予約や待ち合わせを先に決めず、自分の休日の予定も立てられる。

友達以上恋人未満から付き合いたいなら、希望を言葉にする

本当は交際したいと伝えたいのに、映画、食事、次の休日と、誘いの数だけ増やしてしまう。期待が大きくなるほど、「これだけ会っていれば分かってくれるはず」と思うこともあるかもしれません。

付き合いたい気持ちが決まっているなら、会った回数を理由にせず、その希望を言葉にできます。

「一緒に過ごすのが楽しくて、恋人として付き合いたいと思ってる。あなたはどう思ってる?」

聞きたいのは、ここまでの時間への評価ではなく、これから恋人として付き合いたいかです。「こんなに会ったのに」と相手の返事を決める材料にしなくても伝えられます。

一方、まだ交際したいか迷っていて、二人で過ごす時間をもっと持ちたい段階なら、無理にこの文へ合わせる必要はありません。今言える希望までで大丈夫です。

長く友達でいるほど、気持ちを伝えて関係が変わることが怖いかもしれません。「長いから無理」「これだけ一緒にいたから当然付き合える」と、年月で答えを決めなくてもよいのです。今の自分の希望を話すことはできますが、伝えた後も関係が変わらないとは約束できません。

伝える場面は、答えを急がなくてよい形にする

話せる時間を、先に確かめる

対面で話したい

二人のことを話したい。今、時間ある?

相手に時間がない

そこで始めず、別の機会を相談

帰る相手を引き止めず、友人の前で返事を求めない

対面で話したいなら、「二人のことを少し話したい。今、時間ある?」と切り出せます。相手に時間がない場合は、そこで話し始めず、別の機会を相談します。

文章の方が伝えやすければ、LINEなど普段の連絡手段でも構いません。長い文なら真剣、対面なら成功しやすい、と形式に期待を背負わせず、自分の希望と相手への問いが伝わるかを考えましょう。

LINEなら、思い出を全部並べなくても、「あなたと恋人として付き合いたいと思ってる。あなたはどう思ってる?」と希望と質問を一緒に送れます。返事を待っている間、既読になったことだけで承諾や拒否を決めたり、友人に聞き出してもらったりはしません。

その場で答えてもらいたくても、帰ろうとする相手を引き止めたり、友人の前で返事を求めたりはしません。自分が伝えたい時でも、相手が今話せるかを確かめます。

自分の気持ちがまだまとまらない日は、伝えるのを待つこともできます。「今進めないと全部失う」と、期限を作って急ぐ必要はありません。

交際の希望を伝えた後は、相手の返事を受け止める

相手も恋人として付き合いたい

二人の希望が重なったなら、そのことを喜んでよいのです。「じゃあ、恋人として付き合おう」と、同じ意味で話しているか確かめられます。

その場で連絡頻度や将来の約束を全部決める必要はありません。

「うれしい。次の休日、一緒に出かけたい」と誘うなど、付き合うことを確かめた後に、次の予定を話せます。

考える時間がほしいと言われた

その場では答えを求め続けず、会話を終えられます。自分も待ちたいか、今の距離のままで待つのはつらいかを考えて構いません。

待ちたいけれど、今までどおり二人で会うのはつらいなら、「分かった。私は待ちたいけれど、返事があるまで二人で会うのは休みたい」と伝えることもできます。待つことと、同じ距離で会い続けることを一緒に決めなくても構いません。

待つことにした場合の連絡や会い方は、告白を保留された後の過ごし方で整理しています。連絡を増やしたり、いつも以上に世話をしたりして、返事をよくするための期間にしなくてよいのです。

「まだ分からない」とだけ言われた場合は、考える時間がほしいと頼まれたのかまでは決まっていません。本人が言っていない予定を補って、いつまでも待つ約束を自分から背負わなくても大丈夫です。

恋人としては考えていないと言われた

その答えを、照れや不器用さの表れとして読み替えず受け取ります。言い方を変えてもう一度承諾を求めたり、嫉妬させて気持ちを動かそうとしたりする場面ではありません。

友達として今までどおり会うかは、自分も考えてよいことです。つらいなら、すぐに「これまでどおりで大丈夫」と約束しなくても構いません。連絡を控えてほしいと相手から言われている場合は、その希望を守ります。

自分も会うのを休みたいなら、「恋人として考えていないことは分かった。今は二人で会うのは休みたい」と話せます。ただし、すでに連絡を控えてほしいと言われているなら、この説明のために連絡を重ねることはしません。

断りを受けた後、友達として会いたいのか、今は少し離れたいのか決めかねる場合は、告白を断られた後、友達として関わるか迷うときへ。二人きりで会う、友人と一緒の場だけにする、会うのを休むという選択を考えられます。

すでに何度も伝えたなら、「もっと上手な進め方」だけを探さない

交際したいことはもう伝えているのに、返事がないまま誘いだけが続く。そうした場合は、初めて気持ちを伝える人と同じところからやり直す必要はありません。

自分が聞いたこと、相手が答えたこと、まだ答えのないことは、そのまま残せます。誘いを受け続けたいか、二人で会うことを少し休みたいかも、自分で考えられます。

会う予定なのか、交際の希望なのか、何が決まっていなくて困るのかを整理したい場合は、曖昧な関係での期待と、話して決めたことを参考にできます。

希望を言うのが怖い相手に、二人きりで答えを取りに行くことを課題にする必要もありません。一人で抱えず、信頼できる人に話すなど、今の自分を守る方を優先できます。

「今のまま」と言われたときの迷い

「今までどおりがいい」と言われたら、どうすればいいですか?

恋人にはならず今の関係を続けたい、という意味なのかが分からなければ、その内容を確認できます。そうだと分かった場合、自分も同じ距離で会いたいかを考えます。会い続ければ返事が変わるはずと、交際の約束に読み替えません。

友達以上恋人未満から進めたいときの、よくある迷い

友達以上恋人未満は、両片思いということですか?

互いに恋愛として好きでも、まだ気持ちを伝えていない場合はあります。ただ、二人で会う親しさだけでは、互いの恋愛感情や交際の希望までは分かりません。自分が進めたいなら、デートとして誘うか、付き合いたい気持ちを伝えるかを選べます。

毎日LINEが来るなら、告白しても大丈夫ですか?

毎日のLINEは連絡が続いているということですが、交際への返事を保証するものではありません。自分が付き合いたいと決まっているなら、その希望を伝えられます。相手が今話せるかを確かめ、本人の返事を聞きます。

長い友人関係でも、恋人として付き合いたいと伝えられますか?

長く友人でいることだけで、伝えられないと決まるわけではありません。これまでの親しさを交際の理由にして承諾を求めず、今の自分の希望を話せます。ただし、すでに恋人としては考えていないと言われているなら、言い方を変えてもう一度承諾を求めることはしません。

告白せず、今の関係を続けてもいいですか?

自分も今の関わりを望んでいるなら、恋人へ進むことを目標にしなくても構いません。迷っている日に告白する必要もありません。一方、つらさを我慢して会い続けるしかないわけではなく、二人で会うのを休みたいという希望も持てます。

次の一言は、自分が本当に提案したいことを

  • もう一度デートに誘いたい。 どんなつもりで誘っているかを添える。
  • 恋人として付き合いたい。 その希望を伝え、相手の考えを尋ねる。
  • まだ迷っている。 今日は決めず、今の気持ちを考える。

相手の答えを先に決めず、自分が伝えたいことを一文にしてみてください。返事を聞いた後に、どんな距離で関わりたいかも考えられます。

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